【鑑定士監修】ルビーに内包物があれば天然?合成ルビーが見分けにくい理由をGIAの事例から解説
ルビーに内包物があるからといって、天然石とは限りません。 天然ルビーにはさまざまな内包物が見られ、天然・合成を見分ける重要な手掛かりになります。 しかし、合成ルビー […]
2024年9月25日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
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買取できない宝石 サンストーン
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本日は、宝石の中でもなかなか値段の付きにくい、サンストーンという宝石について説明させていただきます。

サンストーンは、フェルスパーの中で、内包物の反射によって煌めくアベンチュレッセンスが見られる宝石の総称です。
アルカリフェルスパー、プラジオクレースの両系列にみられますが、
流通量の多くはプラジオクレースのものとされています。
色は赤橙、赤茶、桃、緑などで、不透明から半透明、稀に透明度の高いものなどがあります。
サンストーンには一般的にインクルージョンとして金属鉱物の微細な結晶が含まれており、
これが結晶内で光を反射や屈折させることでアベンチュレッセンスを生みだします。
代表的産地であるアメリカのオレゴン州産(狭義のラブラドライト)には自然銅が内包されています。
光学的効果の強さは内包物の大きさと密接な関わりがあり、
頭微鏡でも見えないサイズの場合は石が赤みを帯びる程度ですが、
大きい場合は結晶内に金属光沢のまばゆいスパングルが浮かんで見えたりします。
チベット産(アンデシン)にも自然銅が内包され、
インドのカルール産(オリゴクレース)にはヘマタイトやゲータイトが内包されています。
完全な劈開があるためにやや脆く、カットの際は注意を要します。
ファセットカットする場合には大きなテーブル面を作り、
内包物の反射による効果を最大限に引き出すように配慮されたりします。
内包物の配列によっては、アステリズム(4条線)やシャットヤンシーなどの光学効果が見られます。
透明度が低い石はカボションやビーズに加工され、
一般的にカボションには低〜中品質の石が用いられることが多いようです。
鮮明な赤系色で透明感のあるものは上品質で、希少性が高いとされています。
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